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2026.09.29|川治メッセージ

父親の顔に似なくてよかった、と言われた日

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先日、3人の息子の中で、たぶん一番かわいがっている息子から言われました。 「お父さんの顔に似なくてよかったー」 おいおい。本人を目の前にして、なかなか言うじゃない。 そこで私も、すかさず言い返します。 「そうか。お前は俺と違って、顔はよくないし、走るのも遅い。」 「スポーツも上手くないし、歌も下手。芸術の心もない。モテることもないだろう。」 「だったら、せめて勉強ぐらいしろよ。ほかに何があるんだ」 すると、息子も負けていません。 「わかった。心から『頭脳もお父さんに似なくてよかった』と言えるように、勉強も頑張る」 なかなかの返しです。 そこまで言うなら、ぜひ頑張ってもらいたい(笑) 文字にすると、ひどい父親に見えますよね。 普段、息子たちを面と向かって褒めることはあまりありませんが、この子にも私にはない良さがたくさんあります。 例えば、友達が多いのは、性格まで私に似なかったおかげかもしれません。 ただ、「せめて勉強ぐらいしろ」という言葉には、私なりの本音もあります。 顔立ちや運動神経は、自分で選べません。でも、今日、机に向かうかどうか。わからなかった問題をもう一度考えるかどうか。それは自分で決められます。 塾の相談会でも「自分には才能がない」と言う生徒がいます。その気持ちは分かります。 でも、できない理由を才能だけで片づけるのは、少し早い。覚えるまで繰り返したか。どこで間違えたのかを理解し、確かめたか。まずは、そこからです。 反対に、成績がよくても、才能があっても、何もしなければ力は伸びません。持っている良さを生かせるかどうかは、毎日の行動で決まります。 息子に伝えたかったのも、ただ「点数を取れ」ということではありません。自分の良さを生かしたいなら、自分で頑張れるところで手を抜くな、ということです。 それにしても、年を重ねた父親に向かって「似なくてよかった」と言ってくるとは。 (私は自分のことを、なかなか素敵な男になってきたと思っているのですが……) まあ、傷や失敗の多い我が人生です。 そんな私の顔に「似なくてよかった」と言うのなら、それでも結構。 私とは違って大きな道や世界に挑戦したり、そのプロセスで人生を楽しんでいってくれたら、親としてうれしい。 ただどんな道を進んでも、努力は惜しまないでほしい。 その部分くらいは、私に似てくれてもいいんじゃないかなー

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